2020年10月に菅首相が所信表明演説のなかで2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言されました。その後、4月の地球温暖化対策推進本部の会合の席では、2030年に向けた温室効果ガスの削減目標について2013年度に比べて46％削減することを目指すと表明し、「さらに50％の高みに向けて挑戦を続けていく」とも発言されています。これらをきっかけとして、各界・団体・企業から実現に向けた取り組みや計画などが発表されています。

　個々の取り組みが大変重要なところではありますが、まずはマクロ的な視点からカーボンニュートラル達成に向けた取り組みのシナリオ、その実現性、実現に注力すべき取り組みなどを講演いただきます。そして、個々の取り組みとして、エネルギー供給側（生産者）の取り組み、需要側（消費者）の取り組み、また需要家が供給側の手助けを行う生産消費者の取り組みを紹介いただきます。これらの話題から、建築物・建築設備が取り組むべきカーボンニュートラル対応のヒントを得ることができれば幸いです。

従来から携わってきた建築については、快適な室内環境や使い勝手の良さ等が主要な要素として検討されてきたところですが、今回の宣言により今後我々の携わる建築関係部門においても大きく影響を及ぼすことが想定されます。是非この機会に講演会へ参加いただきこれらの技術を研鑽し、建築設備技術の向上に取り組んでいただくよう、下記のとおり講演会の開催を計画しましたので多数ご参加ください。

今回の講演会については、コロナ禍での開催であり対面での参加者には人数制限を設けましたのでご承知ください。

 

主　催　（一社）建築設備技術者協会北信越支部

共　催　（公社）空気調和・衛生工学会北信越支部

　　　　信州建築設備研究会

日　時　令和3年　11月19日（金）　13:30～16:00

場　所　長野市西長野町　長野県自治会館２階「第一特別会議室」　http://www.union.nagano-map.lg.jp/

基調講演「カーボンニュートラル達成シナリオについて」

講　師　高橋　雅仁氏（一般財団法人 電力中央研究所 グリッドイノベーション研究本部ENIC研究部門（兼）社会経済研究所　上席研究員）

演　題　「カーボンニュートラル達成に向けた取り組み」

講　師　野瀬　久和氏（中部電力ミライズ株式会社 法人営業本部 ソリューション部　部長代理）

定　員　50名（学生100名はZoomにて対応）

参加費　会員（主催及び共催関係者）は1,000円（学生は無料）　　一般は2,000円

ＣＰＤ　1時間1ポイント（休憩時間を除く）

問合せ先　（公社）空気調和・衛生工学会北信越支部長野県代表

　　　　　信州建築設備研究会事務局　松本　幸保　携帯090-4663-9872

　　　　　Ｅ-mail : sentoya.matsumoto@fuga.ocn.ne.jp

申込み受理の確認及び、当日の詳細事項については11月上旬に申込者へ直接メールにてご連絡させていただきます。